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2009年5月20日水曜日

スタミナ苑


1ヶ月のブランクを経て、またもやスタミナ苑に行ってきました。
16時くらいの到着で誰も並んでいません。
でも17時のオープン前には20人くらい並んでいました。
平日だとこれくらいなんかな。

並んでいる途中に発見したんですが、お店の人がお店の向かいにある倉庫みたいな所に出入りしています。
その奥には住宅があります。
気になって表札を見たら「豊島」とありました。
職場まで徒歩5秒。

またもや入店セレモニーを受け、注文です。
前回は手痛いミスがいくつかあったので、慎重に行います。
同行者のAさんが19時までに戻らなければ行けないため、巻き対応の注文です。

カクテキ、生野菜、上タン塩、特上ハラミ、特選上ロース、特選上カルビ、半ライス、テグタン、杏仁豆腐。
ミックスホルモンは種類が多く、焼くのも食べるのも時間がかかるのでカットしました。

上タン塩が提供された後、すぐに特上ハラミが出てきます。
この時点ですごい違和感。
サイドオーダーなどはすぐに食べれてしまうので、ハラミを焼きます。
やっぱり順番がなんかしっくりこないけどしょうがないっす。
このせいでは無いと思いますが、個人的には前回の上ハラミの方が美味しかった。

しっくりこないまま、次の品を待ちますがなかなか提供されません。
周りを見渡すとホルモンタイムのようです。

「あぁ、そういうことか……」
とつぶやくと、同行者になにがですかと聞き返されます。
厨房の提供スピードには当然限界があります。
そしてスタミナ苑では、注文からコース仕立てで提供の順番を組み立ててくれます。
つまりこの時間帯は、ホルモン系の提供タイミングなのですが、我々は今回ホルモン系を注文しなかったため、結果空白の時間帯が生まれたのです。

そして当たり前なのですが、次にいきなりの特選上ロース。

いきなりクライマックスです。
ダメだ。本当にしっくりこない。
ホルモンが偉大すぎる!
中継ぎ重要!

そしてなんだかカットがいまいちな気がします。
小振りだし、カットした切れ端を寄せ集めた部分が並びます。
そして何より、サシが入りすぎています。

やはり焼くと煙が大量に出ます。
鉄板にも脂が飛びまくります。

食べてみると、前回の感動がまったくありません。
脂のしつこさが全面に出てしまい、タレをつけないとワサビだけでは補いきれません。

ここである疑念が走ります。

「ナメられたか……?」

焼肉は戦争だと寺門ジモンは言いましたが、私もまったくその通りだと思っています。
客は、顔の見えない厨房に対して、注文によってコミュニケーションを取るのです。
そして厨房は、提供という回答を出すのです。
客が店を選ぶように、店も客をしっかりと見ています。
信条のある店であるほど、確実に見ています。
これは過去にあまたの店を食べ歩き、奥から厨房の人がこの注文をしたのは誰だ!? と感心して出てくるほどの注文技術を持つ私だからこそ言える、間違いのない事実です。
私が注文を行うと、スタミナ苑にあらずとも、焼肉は自然とコース料理になるのです。

それだけに悔しい!

ところが〆の肉である特選上カルビにて、さらに別の疑念が生まれます。

あれ? これまでと皿が違うぞ。
そして確かに美味しいけど、感動がない。

もしかして、今日は仕入れが良くなかったのか?
前回が異常に美味しかったので、頂点の100点とすると、今回は70点くらいの感じです。
都内で5000円クラスの焼肉屋の味です。

初回は90点くらいでしょうか。
ちなみに80点以上は、1点の重みが80点未満と全然違います。

そして宇宙料理であるテグタンです。

あれ? ご飯が入ってる。
メニューをよく見ると、テグタンの他に、テグタンスープという項目があります。
テグタンと言った場合、テグタンスープ(ライス入り)のことを指すようです。

こちらは、肉の味に関係なくやっぱり美味しいです。
しかし、イマイチなロースで胃がもたれたのか、重いです。
やっぱりおかしい。

するすると入っていくはずの杏仁豆腐も、涼ではなく量を感じてしまいます。
うわーっ!

真相のほどは分かりませんが、確かなことは、今回のスタミナ苑はイマイチでした。
次行って、次こそはちゃんとした注文を行ってもなお、この程度の肉を出してくるようならば、その次はありません。

良い店ならば納得のいく仕入れが出来なかったら、メニューから外すと思います。あるいは条件付きで提供するはずです。
ラーメン屋で納得がいくスープが出来なかったら臨時休業にする店なんて、ざらにありますよね。
また、そもそも仕入れの善し悪しが分からないような店なら、行く価値無し。


もんもんとした感情を癒すべく、白金台に移動して、さきほど同行したAさんのお店であるワインバーというか家というかに行きます。利用の仕方は違いますが、前回と同じコースです。

物品(トリュフバター)受け渡しがあったため、ファミリーとサキちゃんを呼び寄せ、4人で馬鹿話をしまくりました。
普段はネタ提供側のMさんが、珍しく大喜びで大爆笑連発です。

ひとしきり飲んで笑って、白金台から歩いて帰ります。
目黒でMさんと別れ、残りの3人は酒を飲みながら目黒川沿いに歩きます。
池尻でサキちゃんと別れ、ファミリーの家に寄ってリアルGoogleMapsを見て、


三宿の夢吟坊といううどん屋で食べ、

(イマイチ)
歩くのがめんどくさくなって、タクシーで帰りました。

あー楽しかった!


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