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2011年1月29日土曜日

スタミナ苑(常連メニュー)


毎度おなじみ、足立区は鹿浜の「スタミナ苑」にやってきました。
前回訪問時に奇跡が起きたおかげで、今回は常連さんにしか提供されない、特別なメニューを頂きます。

いきなりですが、着席すると他の卓には並んでいない、謎の調味料がセットされています。

この時点でテンション上がりまくり!

調味料はおあずけ状態で、いきなりラスボスみたいな皿が到着。
生肉の海苔巻き。


これを、こう!

脂肪分たっぷりで食感悪そうですが、なぜか和牛は他の牛と比べて脂肪の融点が低く、口の中でとろける!!!

キムチとカクテギ。


ここのカクテキは甘いんだよ。


そして妙に美味しい日本茶。


出た。
ヤバ過ぎる。
白い皿に赤いレバー。なんなんだこの異様な迫力!!!


アップ!


食後のなまめかしさがハンパ無い!!!!


牛すじと大根の煮込み。


もつ煮込み(塩)。


もつ煮込み(味噌)。


なんなのこの美味さ…!?
いままで食べたどんな煮込みより美味しい!!!!!!!!!

そして生野菜。

やっぱ美味いね。

ユッケ。

わかる?この仕事。
山芋の上に、肉と小ネギと白身を混ぜたモノ。
その上に黄身、松の実、糸唐辛子。

ぐちゃー。


実はスタミナ苑には、生肉メニューがありません。
生肉食には、食べる側にも、食べさせる側にもリスクがあるからです。
保健所の指導もあります。
もし食中毒になっちゃうと、食べた人はツライし最悪死に至る。
食べさせた側は、しばらく営業停止で信頼低下、最悪のれんをたたむことになる。
なので、食べる側食べさせる側、お互いに信頼関係が成り立って初めて生肉が食べられるのです。
俺はおやっさんと約束しました。
リスクは承知。何かあってもお店の名前は出さない。
それだけ真剣に肉に向き合っているのです。お互い。
肉との契約が済んだ者のみ、スタミナ苑の常連メニューが食べられるのです。

ウーロン茶。

これがまた美味い。
焼きに入る前に、口の中をいったんすっきりさせる。

上タン塩と特上ハラミ。

このタン見て!
この時点で甘さとろけてるでしょ!!!!

爆発寸前の火薬の用なハラミ!


ホルモンミックス。

出たーーーーー!!!!ついに神の座す場所へたどり着いた!!!!!
これが、これこそがスタミナ苑!
中でも、シマチョウ、ミノの先にあるコブクロ。
こいつがハンパ無くヤバい!

コリコリ、ウルテ、センマイ。

味の薄いモノ、脂の薄いモノから焼きます。

ハツ、ミノ、コブクロ。


シビレ、コブクロ(かなり焼く)。


シマチョウ。

裏をこれくらいまで焼いて、脂の面を強火で少しだけ焼く!

特選上ロース。
今日はサシが多めか。

パルテノン神殿から出火!


テグタンスープ。

まだこれがなんなのか分からない。

特選上カルビ。

やっぱうめーーーーー!!!

杏仁豆腐。

任務完了。

焼きのメニューはホルモンの一部以外、通常でも食べられるものがほとんどだったけど、前半こそが常連メニュー! ここスタミナ苑でしか食べられない素晴らしい食べ物でした!



2011年1月13日木曜日

かわむら


銀座にある「かわむら」という、ステーキをメインとした、牛肉料理店に行って来ました。
一般的にはステーキ屋として知られていますが、このお店にはメニューがありません。
かといって、お任せでもないのです。
客が注文した物を作るので、メニューがないのです。
基本的には牛肉料理ですが、注文すればシーフードカレーだって作ってくれます。
シチューなどの時間がかかるものだって、客と店の時間さえ許すならその場で作ってくれます。
あらかじめ電話で注文しておくことも出来ます。
こんなわがままかなえてくれるお店聞いたことありますか???

今回は初めてと言うこともあって、いわゆる定番的な感じでお願いしました。

ステーキをお願いしたので、一番最初に切って準備をします。
大きさが分かりづらいと思いますが、厚み8cmくらいでしょうか。
持論ですが、ステーキをちゃんと焼くには、ある程度の厚さが必要だと思っています。
最低でも5cmは必要だと思ってます。
これを遠赤外線の出る炭火で焼く。
中心は暖めるだけ。そのまわりは赤いけれど火の通ってる状態。
それでいて表面は焦がさない。
そんな自分の理想とするステーキが後ほど出てきます。

最初はタルタルです。

こちらは同行者のリクエスト。
ミンチじゃなくてサイコロ状にカットした肉なので粘りが出ません。
エシャロットとパセリとケイパーを刻んで酢と油で和えたドレッシングが、超さっぱりとしていながらも、さわやかな酸味で、オードブルとして最高だし、味も最高!

コンソメスープ。

ヒレ肉と少量の野菜で取ったというコンソメ。
まさに"完成された"というその名にふさわしいスープ!
甘い、甘いぞう!
そしてなんなんだこのうま味は!!
一番近い味はすき焼きの残り汁だと思うんだけど、同行者は日本酒のようだとも。

そしてこれが黄金のスープ!

ボケちゃってますが、銀色のスープですくうことで、黄色のコンソメ-スープが黄金に光り輝く!!!

サラダです。

肉だけでは季節感が出ないからと、サラダを出してくれます。
肉の料理人とあなどってはいけません。
このサラダがハンパ無いのです。
10種類以上の野菜を使用し、火を通す物については、すべての素材について適切な火の通し方をほどこしてあったり、自家製のドレッシングは、普通にドレッシングを作ると味が濃すぎるからと、天然水で割ってあったり、上に振ってあるベーコンも、知り合いのお店に頼んで、これだけのために作ってもらっているそうです。

なによりキュウリがすごかった。
実はキュウリが嫌いなのです。
食べられなくもないですが、出来れば食べたくないと思っています。
そんな俺が食べて、初めて美味しいと思えるキュウリだったのです!
なんだこれは!?
子供のころからこのキュウリを食べていれば!!!!

これまた持論ですが、キュウリとニンジンは、特に土の味が色濃く反映する野菜だと思ってます。
まずい物はホントにまずい。
土の味が反映すると言うことは、農薬の味がすると言うことです。

最高のオードブルで気分もおなかもテンション上がってきたところで、メインのステーキです。

ダメだ!ケータイのカメラごときじゃ足りない!
情報が劣化しすぎている!!!!!
そして断面写真を撮るのを忘れたことを激しく後悔する!!!!!!!!

最初に述べた理想のステーキが目の前にあるのです!!!!!!!!!!
味付けは一切行っていません。
肉のうま味だけで最っ高に美味いのです!!!!!!

基本的にはヒレ肉しか使わないというかわむらさん。
良いヒレ肉があれば全部買うらしい。

牛肉のうま味って、ヒレ肉に凝縮されてると思うんです。
かわむらさんも同じこと言ってました。
25年間牛を扱い続けたかわむらさんと同じ意見で、感極まります。
他にも肉の話をたくさんしたのですが、いちいち大感銘!
うれしいなあ。最高だなあ。

そんなステーキがまずいわけありません。
40分程度時間を掛けてじっくり焼いたステーキ、最高に美味いです!
かるく塩振っても美味い。
醤油では味がきつすぎるからと、レモンで割って7年寝かしたというタレをほんの少しつけても美味い。
つけすぎると肉の味が負けてしまう。それくらい醤油って強い調味料。
そしてヒレ肉は美味いけど繊細。

つづいて2品目のメインハンバーグ。

なんじゃこりゃあああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
本日初の舞がっ!!!!!!

ステーキの美味さは、想像上の美味さだったけど、このハンバーグは一歩上行ってた!!!!!
しかも完全に中心まで火が通ったウェルダン。
ヤバい、説明がつかない。

これもミンチじゃなくて叩いた肉なので、それほど肉汁ははあふれません。
つまり肉汁は肉の中に詰まったままなのです。
わからん。無理。

そんなお肉にはさわやかなこんなワインを合せました。

が、ワインなんて必要ないくらい美味い!美味すぎる!

シメにユッケ丼をリクエストしました。

暖かいご飯で脂が活性化されて、うま味もたっぷり。
砂糖が入ってないので、さっぱり味。シメにぴったりでした。

こんなにお肉を食べたのに、胃もたれ的な感じは全くなし!

最後にデザートを頂きます。
プリンを取り分けるかわむらさん。


プリンとバニラアイスと、ヨーグルトシャーベット。

このプリン、今まで食べたプリンの中で一番美味しい!!!!!!!!!!!!
ボディがどっしりとしていて、それでいてしつこくなく、甘みもしっかり。
とろけるとかクリーミーとか、あんなもんプリンじゃない!
これ!これがディスイズプリン!

そしてバニラアイスもすごい。めちゃめちゃ濃厚。この削ったバニラの量見て。

さらにヨーグルトシャーベット。強烈にさっぱりで最高過ぎる!

なんなのこの店!
全部が最高!!!

一見さんは入れないお店ですが、縁を分けて頂いたので、興味ある方いらっしゃいましたら一緒に行きましょう!
3日分くらいの給料握りしめて!