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2009年3月31日火曜日

資源泥棒


明日は資源ゴミ回収日なので、雑誌をひもでくくって屋外にある回収場に置いておきました。
0時頃でしょうか。

その後空き缶が発生したので、新たに外に出しに行きました。
すると先ほど出した雑誌2束+先人がすでに置いていた雑誌4束ほどがきれいになくなっていました。
わずか2時間程度の出来事です。

全部マンガ雑誌だったので、近所のガキが持って行ったんでしょうか。
おそらくは資源回収専門泥棒の仕業でしょう。

大局で見たら、どんな経路で再資源化されようともきちんと再資源化されるのであれば全く問題ないと思うのでさして怒りもありませんし、区が使用する税金も削減されるので悪いことではないと思います。
民営化すれば良いのにとすら思います。

しかし、、、こんな小銭を稼がねばいけないほど、世の中は不況なんだなと感じました。
(推測の上から発展した妄想ですがー)
私も、私の周りの人も、あんまり不況感ない人ばっかなんで、全然実感ないんですよ。
不況だ不況だと言うからそう思ってしまうんだと思います。
ネガティブループは良くないですよ。

お金の総量は決まっているので、どこかが不況ならどこかが好況。
流動数が減ったら不動数が増える。
全体で見たら一緒になると思うんですがどうなんでしょうか?



本日の磁石
タイトル:直線と曲線、安定と不安定、皮と金属など、方向性の違うものを一つにしとけばアートなんじゃねえの? 的な。

かわいい。

始めてみませんか? 磁石。おもしろいよー!

2009年3月28日土曜日

新しいロジック


※今日の日記は、立体ピクロスのネタバレ(ヒント)が含まれます

面白ろすぎて、暇がなくてもやっている立体ピクロスですが、237問解いたところで、これまでのロジックでは解けない問題に出会いました。

普通の解法は、一列のみに注目し、

3□□□□□ → 3□□■□□
と、■部分を確定させたり、

2□□□■□ → 2××□■□
と、×部分を壊したりします。

こういった処理を縦、横、奥行き方面に繰り返してゆくことで、パズルを解いてゆきます。
これまでの237問は、これの繰り返しで解くことが可能でした。

・中級コース レベル9-F
この問題をいつものように解いていたら、ある部分から手詰まりになりました。
しかしこちらも伊達に15年以上イラストロジック(ピクロス)をやっているわけではないのです。

この部分に着目しました。


右手前方向を無視して左手前方向と縦方向を見た場合、手がかりがなく、どのブロックも確定/壊すことが出来ません。
しかし、この状態から、5個のブロックを壊すことが可能なのです。

左手前方向から見ていきます。
各段ともに必ず一つのみ確定可能なブロックがあることが分かります。

仮に一番左手前に一個だけ浮いているブロックを確定させるとします。
同段に確定させて良いブロックは一つだけなので、右奥方向のブロックはすべて壊す必要があります。
壊した場合、残りの二段には確定可能なブロックの数は二つしかないため、縦方向にある三つの1を確定させることが出来ません。

このように仮に確定させたらどうなるか? ということを、二つの軸を見ながら2次元的に考えてゆくのです。
同様に、最下段について、左手前から

×_×□_□×_
※_は元々ブロックのない部分

と、×の部分については確定させることが出来ないので、壊すことが可能になります。
同様にして上二段についても推論してゆくと、結果以下の段階にまですることが可能です。


しかし、中級の後半でこのレベルってことは、上級の後半はさぞカツカツの推論を3次元的に進めなければ解けないかと思うと、今からゾクゾクします!

2009年3月26日木曜日

iPodの音飛び


最近究極のCD-R/RWドライブと誉れの高い、PlextorのPremium2/JPKを購入したこともあって、DJで使用するためにCDをすべてWAVEファイルで取り込んでいます。
昔はMP3(320kHz)で取り込んでいましたが、比べるとやはりかなりの音の違いを感じます。
ようやくCDを取り替える手間から解放された! VIVAテクノロジー!

ところが、取り込んだWAVEファイルをiPod(初代nano 2GB)で再生すると、10曲に1曲程度の確率で音飛びする。
iPodで音飛びしたファイルををiTunesで再生しても音飛びしないので、ファイルに原因があるのではなく、iPodに原因があるとみて間違いない。

調べたところ、iPodは32MBのバッファを持ち、ファイルをいったんバッファに取り込んだ後再生するらしい。

32MBに転送可能なWAVEファイル(44.1kHz、16bit、ステレオ)は、秒数で言うと、、、

サンプリング周波数44.1kHzなので、すなわち1秒間に44100回サンプリングするという意味であり、つまり1秒間の音を作るのに、44100個のデータが必要である。
そして、1個のデータサイズが16bitなので、1データあたり2 byte必要(1 byte=8 bit)。
ステレオデータなので、LチャンネルとRチャンネルのデータがあるため、2 byteの2倍の4 byteが必要。 結果として、1秒間という音を記録するのに必要な容量は、44100×2×2=176400 byteである。

32MBをこの値で割れば、転送可能なデータの秒数が導き出せる。

32MB=32×1024×1024=33554432 byte(1 kbyte=1024 byte)
33554432÷176400≒190秒

つまり32MBのバッファに転送可能なWAVEファイルの上限は、3分10秒ということになる。
体感的には2分30秒前後再生した段階で音飛びするので、大体あってると思います。
バッファを100%キャッシュとして使えるわけでもないだろうし。

このことより推論すると、iPodはキャッシュに乗ったデータを再生終了する少し前のタイミングで再キャッシュしていると言える。
そして、再キャッシュが再生に追いつかないことがあると。
たぶんなんだけど、6分20秒より長い曲(1回目の再キャッシュが32MB以上になるファイル)だと確実に音飛びするんじゃないかな?
ストレージ側のファイル配置状況(分断化の程度)にもよるかな?

こんなのキャッシュを3分割して再生中、再生待ち、転送中っていうブロックにして、順繰りに再生バッファに送るようにして(いわゆるストリーミング再生ですね)、その転送に必要なハードウェア設計すればいいだけやと思うんやけど。
安全取って倍くらい余裕見れればたぶん大丈夫でしょう。
今時そんな遅いハード、そうそうないと思うんやけどなあ。

テストで誰も気づかんかったんやろうか?
気づいてもGOしたんやろうか?
それでWAVE再生対応ってどうなの?
新聞は食べることが可能ですってのと同じレベルやと思うんやけど。

そろそろ160GBのiPod classic(絶版)を買おうと思ってたんだけど、どうしようかなあ。
どうせ160GBじゃ全部入らないし、処理速度が向上したiPod touchにしようかなあ。でもCPUの速度が上がっても転送速度が上がってる訳でもないしなあ。

iPod以外で、大容量のポータブルオーディオ再生機ないすかね?

2009年3月16日月曜日

久々のバイク


今日は晴れてたし、そこそこ暖かかったので、久しぶりにバイクに乗って職場まで行きました。

DucatiのMK3という、1968年くらいに製造されたオールドスクール感満載なバイクです。
エンジンは350のシングル、ノンデスモです。

今のバイクのように、セルを回してすぐ起動というわけにはいきません。
特にこの時期はエンジンオイルが冷え切ってしまっているので、キャブレターのスターターをON、キックしてエンジンを始動、高回転でブン回すこと1分。
マフラーはノーマルでサイレンサーもついてるけど、エンジンからかなりの音量が出るので、近所の皆さんの目に怯えながらエンジンオイルが温まるのを待ちます。

そろそろいいかなあと思いスターターをOFFにしてみると、アイドリングも安定してるし、このまま走り出せそうです。

シフトの返りがいまいち悪くて、チェンジがうまくいかないことが多いのでメンテナンスしてもらいに行かなきゃなあと思いながら、特に渋滞やトラブルもなく到着。

昼間でも長時間乗ると冷えそうな感じだったので、ツーリングに行くのはもうちょっと先かなあ。
ETCを搭載したいなあと思うのですが、ハンドル周りがパイプじゃないので取り付ける場所がなさそうなのです。
古いバイクは色々手間がかかります。楽しいなあ。

今使っているオイルは「HONDA ウルトラG1」です。
10W-30の鉱物油です。始動の調子がかなり良いですよ。

2009年3月14日土曜日

コーヒー


34年間コーヒーが苦手でした。
苦いし、飲んだ後口の中がもわっとしていつまでも残るし、鼻をくすぐる匂いでくしゃみも出るし、中毒っぽい症状になることも、ナチュラルピュア主義の私には全く受け入れられない飲み物でした。

ところがこの1年くらいでしょうか。
自分の中で色んなわだかまりがふわーっと溶けて行った時期があって、苦手な食べ物も、まあ美味しくないけど食べてもいいかな? と思い、その流れでコーヒーを飲んでみたら、あ、意外と飲める! しかもうま味が分かる! 砂糖入れないとまだダメだけど、自分の中では大きな前進でした。

しかもこないだついに、自分で粉とドリッパーを買って、自宅で入れるようにまでなってしまいました!
カルディで酸味のないのと言うオーダーで見つくろってもらったやつが切れたので、近所のコーヒー屋さんで新しい粉を買ってきました。

千歳船橋にある「珈琲工房HORIGUCHI」というお店です。

近所に住んでる友達の情報では、このお店は他県からもわざわざ通う人がいるほど、コーヒー業界では名の知れたお店らしく、そんなお店のならきっと美味しいんだろうと思い行ってきました。

自分にとって何が美味しいコーヒーなのか? 酸味や苦み、焙煎の具合に挽き加減など、全然分からないので、ここのお店の定番を色々試してみることで、探ってみたいのです。
近所にこんなお店があって良かったなあ。

今日買ってきたやつは、酸味がなくさらっとした感じというオーダーでおすすめしてもらった「ショコラブレンド」というやつです。200g/900円。この値段が高いのか安いのかすらさっぱり分からないほど、コーヒーのことが分かりません。1杯あたり(10g使用するので)45円と考えると、とても安いと思うのですが……。


煎れてみた結果、すごく美味しかったです!


しかしな~~~ヤバいんだよな~~~~~
上にも挙げた用に、コーヒーには色んなパラメーターがあって、完成までの間に自分が介在できる隙間があり、しかも道具が豊富にそろっている。究極の自分好みを探求することが大好きな私にとっては、これは完全にハマるパターンのやつやっ!

なんなの、このかわいい道具たちは!?


しばらく勉強して自分なりの方法に対する指針が出来たところで、道具を一気にそろえること間違いなしな予感がします。

2009年3月13日金曜日

立体ピクロス


いや~、発売されましたね!
任天堂DS用のソフト「立体ピクロス」。

イラストロジック(ピクロス)、ボクセル好きの僕としては、買うでしょ~
操作感や表現の部分で少し惜しい部分はあるけど、面白いです!

パース付きでレンダリングはないわー。平行投影やないと操作しづらいって。
あと1つのボクセル領域をくくってる枠が、カメラとの位置関係によってはつぶれて見えなくなっちゃうのは何とかしてほしい。

チュートリアル面だけですでに2時間くらい遊んでます(まだ終わってないし)。
ボリューム感はかなりのモンと見ました!
俺予想では400問!
さらにWi-Fiやエディットで問題増やせるし、これは当分やるわー。

これなんか見てみてみて!

5×6×2のボクセルで鞄を表現だよ!?
かわいいー!
次世代ドッターはボクセル打てなきゃダメでしょー。


さあ、気になったらAmazonで今すぐ購入!

2009年3月12日木曜日

まんぷく


ネギタン塩発祥の地をうたう「まんぷく」という焼肉屋さんに行ってきました。
場所は代々木上原です。

ここ、前に一回訪れたことがあるんですが、その時は扉を引き中に入り一分。
すいませーんと声をかけ店員こちらを見るも、声すら出さず何の対応もなかったので、即出たという経歴があります。

いやいや、問題は味だ!味を味あわないうちからお店を決めつけちゃいけない!
と肉に真摯に向かい合い、再来しました。

今回は出入り口すぐそばのキャッシャーに店員さんがいたためか、すぐにいらっしゃいませと迎えてくれました。
しかし、なにかを伺うようなそぶりでなんですか?というようなジェスチャーをしたため、「一人ですが大丈夫ですか?」と聞くと、「ただいまこちらの席と、奥のあちらの席が空いております」と。

怒ですよ、努。
案内すらしないのか?と。
まあええけど。

席に着き、持ってきてくれた本日のオススメボードなど眺めつつ、一通りバババっとオーダーし、ビールが出てきて、すぐにレバ刺しが出て来て、すぐに上タン塩が出てきて、すぐにユッケが、、、ちょいちょいちょーい!
さらにビビンバと肉三点盛りもテーブルに置かれ、あっという間にお店屋さんですよ。
その間に、ビール一口とレバ刺し2切れ食べただけ。

あーあーあー。
ここんちは全く客を見てないな。

もう味のこと書いてやらねえ。
駄目なサービスだけ書く。

勝手に火力をいじるな!
俺が片手にトングを持ち、一点集中肉の焼け具合を見計らっているのが見えんか!?

俺が咀嚼中に「ラストオーダーですが追加よろしいですか?」と聞くな!
今その瞬間じゃないと駄目か??
客が慌てる姿が見たいのか?

食べ終わった後皿が片付けられて、5分ほど待ったけどなんも出てくる気配がなかったので「すいませんお茶もらえますか?」と声をかけたら、「暖かいのと冷たいのどちらがよろしいですか?」と。
なんでも客任せか。そうか。悪かった。

つまり俺がこれ見よがしに爪で歯をシーシーとアピールしまくっても、爪楊枝が出てこんのは俺が要求しなかったからだよね。
だって「すいません爪楊枝ありますか?」って聞いたらすぐ持ってきてくれたモンね。やさしいね。

立ち上がってジャケットを羽織り、レジに向かう最中も、なんの声もかけてくれんかったのは俺がごちそうさまって奥に聞こえるように言わなかったからだよね。そうだよね。かもね。

でも俺がキャッシャーに向かうと、要求してないのにレジへの入力はあらかた終わってて、最後の会計ボタンをポンと押して8800円ですって答えてくれたね。

扉は開けてくれなかったけど、閉めてくれたね。ありがとう。

もう行かねえよ。

いや、やっぱり一応味のことについて一言だけ。
自慢の上タン塩(ネギ)ですが、コショウがきつくてタンの甘みがかき消されてひどかったです。
ネギの水分でタンびしゃびしゃやし。
ネギてんこ盛りだから焼き具合分かりづらいし。俺レベルじゃないと焼けないよ。焼き方の説明もないし。

ないわー。

2009年3月8日日曜日

磁石


今最強に面白いおもちゃはなんだ?
このような問いを得たら、間違いなくこう答えるね。

「磁石」と。

まあとりあえずこのサイト見てよ。
The NeoCube

このちっちゃい球っころをくっ着けたり離したりしてるだけで、あっと言う間に3時間ぐらい経過します。
なんも考えずにやっても無心に楽しいんだけど、遊んでるうちに磁石の特性が見えてきます。
その特性を探ってるうちに構造が分かってきて、じゃあどうすれば目的の形になるのか? なんてことが分かってきます。

それで今日できた作品がこれ。


2次元なら、たぶんどんな形でも作れる気がしてきたので、次は3次元だな~!
3次元だと重力があるから、設計図書いてやってもなかなか思うように出来ないと思うけど。

Amazonで買えますよ~

すき焼き


近所のお肉屋さん5件の中で、一番美味しいメンチカツを売っているお店で、すき焼き用のお肉を買ってきて(780円/100g)、家ですき焼きを作りました。



端はヤケてるけど、なかなか美味しいお肉です(ちょっと生で食べちゃいましたw)。

値段考えると、焼肉屋さんは相当価格努力してるなあと思います(あるいはこのお肉屋さんがぼってるか!?)。
このクオリティなら焼肉屋では1200~1500円くらいかな?

調理後の写真は、美味すぎて撮るの忘れてました!
うちのすき焼き用鍋は南部鉄製なのですが、直径21cm程度なので300gの肉を敷き詰めるには足りず、関西風から関東風へシフトする流れで作りました。

私は関西風で作った方がお肉の味が好きです。
関東風だとただの肉煮になるところが、関西風では肉に香ばしさがついて少し表面も堅くなり、一段深みの益した味になるとともに、ちょうど良い食感になるんです。

今回入れたその他の具は、
・白菜(くたくたで味がしみこみまくったものが好き)
・長ネギ
・シメジ
・とうふ(すき焼きだろうと絹ごしが好き)
・糸こん
・麩


超どうでもいい話を挟みます。
wikipedia - コンニャクに載ってる赤こんにゃくの写真が、
レバ刺しにしか見えません。


食べながらドカドカ具を追加していったら、結構量が多くてシメのうどんにたどり着けませんでした……。
明日の朝ご飯はすき焼きうどんです。イェーイ。



2009年3月4日水曜日

フランスパン


表参道駅に併設されたECHIKAにある、Boulangerie JEAN FRANÇOISってお店でパンを買ってみました。


今まで甘っちょろいものばかり食べていたせいか、フランスパンが噛み切れない。
やっと噛み切ってモグモグモグモグ……。
めっちゃアゴ疲れるわ!
食べてる途中でアゴ筋肉痛により、休憩。

これはあかんということで、これからしばらくお昼はここでパンを買うことにします!

2009年3月3日火曜日

硝子のハンマー


ずいぶんと長いこと積んどかれた本をようやく読んだ。
貴志祐介の「硝子のハンマー」だ。

貴志祐介の「黒い家」を読んだときはものすごい衝撃を受けた。
人間の陰湿な部分、おどろおどろしさを徹底的に掘り下げ、読んでて背後に人の気配を感じて恐怖を覚えたり、人に会うのが怖くなったりした。
しかし、恐怖におびえながらも、負の魅力たっぷりに書き上げる文章力、展開の巧みさで、ぐいぐいと引き込まれていくのだ。
読むのがやめられなくて、一息で読んでしまった。

しかも読後しばらくして実際に起きた凄惨な事件、そう「和歌山毒入りカレー事件」。
この事件に内容が非常に酷似していて、戦慄でしばらく震えが止まらなかった。

そんな貴志祐介の著作は、新刊が出るたびに買っていて、そのどれもがすばらしかった。

さて話を戻して「硝子のハンマー」である。
密室殺人事件を解く弁護士とセキュリティ専門家のお話です。

複線のないまま新事実が出現することによって謎が解けてゆく。
良いところまで追い詰めてその仮説は間違っていた。
という展開が2度。
自分で謎を解きたい人には不愉快かもしれない。
しかし大きな枠組みで見ると、実は最初からヒントは用意されている。
それをただ話の中に持ってこないことで、意識からそらされているだけということが後から分かるというオチが、私的にはもやもやしながらも良かった。

主人公の話口調が前半と中盤以降で全然違うのが、かなり気になるけど、それでもやはり流石の文章力でぐいぐい読ませる。

ミステリーのテクニックという面で見ると評価は低いが、読みやすい文章と小さな展開でぐいぐいと引っ張る構成力、セキュリティシステムというマニアックな世界をかなり奥深くまで掘り下げた取材力によるネタの面白さで、総合評価としては、やはり「貴志祐介は面白い!」と思わせる良い作品でした。


余談ですが、DJ MIXでたとえるならば、3部構成であること、荒削りのテクニック、ぐいぐい引っ張る展開であることから、小説会のJEFF MILLS / MIX-UP vol.2であると言えるでしょう。


2009年3月1日日曜日

ル・プティ・トノー


肉バイブル第2巻こと、寺門ジモン「えっ、これを食わずに生きてたの?」に掲載されていた、「ル・プティ・トノー」というフレンチのビストロに行ってきました。
今回で2回目です。

お店の前に立つとムッシューが「ボンニュイ」と、ドアを開けて迎えてくれます。
ニュイは夜という意味ですね。つまりはこんばんは。

店内の雰囲気はパリそのものでかわいい!(行ったことないけど!)cobaとかかかってそう!

店員は日本人、フランス人、スリランカ人などいろんな国の人がいます。
そして会話は、日本語とフランス語が半々でしょうか。
場所柄お客さんの中にもフランス人の方がちらほら見受けられます。

私はミーハーなので、あらん限りのフランス語を駆使して得意げになります。
「アン・モナコ(ビアカクテルの一種)・シルブプレ~」みたいな。
ああ楽しい。

さて、料理の話です。
まず、突き出しで出てくるオリーブの時点で、ものすごく美味しいです!
こんなに美味しいオリーブを食べたのは2回目です!(前回ここで食べたのが初めて)

サラダもドレッシングがちょうど良いんだよな~
濃すぎず薄すぎず、油っぽくなく物足りなくもなく。

ホタテとオマールエビのテリーヌも味の土石流かーこれはーーっ!
鮭の瞬間燻製なんとか?鮭がもちろん美味すぎるんですが、その下に敷いてあるグリーンピースとなにかをホワイトソースで絡めたものが、何ですかこれは!!!
ねっとりとして豆の甘みが絡みつき、それでいてしつこくなく、今まで私の文化の中になかった味で、何ともいえず美味しかったです!!!!


ここ「ル・プティ・トノー」は、フレンチ気分が満喫でき、食前のオリーブから食後のコーヒーに至るまで何を食べても本当に美味しい、とてもすてきなビストロなのです。

写真を撮るのを忘れたのが悔やまれるので、またすぐに訪問したいと思います。
メルシー・ボクー♪

お店情報



ワシズ


福本伸行「アカギ」に出てくる、戦後日本を暗躍し巨万の富を得たおっさん「鷲巣巌」の若い頃を描いた作品「ワシズ」。

原恵一郎という人が著者で、福本伸行は監修になっていたのであまり期待していませんでしたが、ワシズが非常に暑苦しく魅力たっぷりに描かれており、福本伸行とは違う感じでしたが、とても面白かったです。

2/17は、福本伸行関連作品3冊(アカギ22、ワシズ1、ゼロ7)が同時発売でしたが、色々手がけてる暇があったら、「銀と金」の続きを書いてほしいと思っています。ずっと。